
嵐しょーせつ。Part2
第28章 今でも
雅「、、、なんで。」
和「、、、、ごめん。」
なんか、ここだと悪いから俺は部屋に和を入れた。
外見るとさっきまで晴れていたのに大雨で、遠くから雷の音がする。
雅「どうぞ。」
暖かい珈琲を淹れて、和に渡した。
和「、、、ありがとう。」
珈琲を啜る和は、変わってなくて可愛かった。
和「、、、今日ね、智がいないから。」
だから、理由になってないよ。
和「、、、予報でカミナリがあるって聞いて。」
あ、そうか。
和はカミナリは最も恐れてるものだった。
1人で居られないほど苦手で泣き出してしまうほど。
だから、家に来たんだ。
そして、だんだんと近づくカミナリ雲。
ピカっと光れば大きい音で鳴るカミナリ。
和を見ると少しビクビクしていて、光るとまたビクッとした。
そして、大きな音がなると耳を塞いで、、、
和「やだー泣怖い、、、、」
ったく、、、仕方が無いなぁ〜。
俺は寝室へ向かい布団を持って、ソファーでかぶるように和と一緒に入った。
こうすると和は何故か落ち着くんだ。
そして、俺はそのまま手を握り、、、
雅「大丈夫だから、、、オレがいるから。」
さらにカミナリが近づいてきて、大きな音が鳴った。
和はもう泣きながらビクビクして、、、俺の手をさらに強く握りしめた。
、、、チュッ、、、
和「、、、え、、」
俺は気づいた時には、和の唇にキスをしていた。
こうすれば、落ち着くかなって。
和「、、、もっと、、、」
和は目をつぶって俺に近いてきた。
そして、深い深いキスをした。
