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嵐しょーせつ。Part2

第41章 ハツコイ


「進路決まったか?」

この学校は高2の時点で進路を決め、
高3は勉強に専念する。


和「いえまだ何も。」

「そうか。でも、夏が終わる頃にまでは決めないとダメだぞ。」

和「はい。」

面談から解放はされたけど、、、

はぁ〜〜どーしよ。

バンっ!

和「わぁ!」

雅「ふふっ笑笑」

和「なんだよ。雅紀かよ。」

あまり周りを見てなかったし、後ろから肩組まれたら驚くことしかできなかった。

雅「なんだとはなんだ!なんか落ち込んでるみたいだから部活抜けて来たのにさ!」

トボトボ下向いて歩いているお前を見つけたら居ても立っても居られなかったっていう雅紀。

そっか、、、俺無意識なんだろーな。

雅「もうちょっと待っててよ笑笑部活終わるまでさ!」

和「えー。帰ってゲームしたい!」

雅「帰り道なんか奢るからよ。」

和「じゃあ待ってる。」

雅「ふふっ笑笑部活見学においで!」

はぁ〜〜またかわしきれなかった。
弱いんだよ。お前に誘われたら。

俺は体育館の二階に行き、雅紀が部活やってる姿を眺めていた。

雅「よし!帰ろ!」

和「おう。」

帰りにアイス買ってもらって食べながら帰った。

和「お前、また1人?」

雅「うん。」

雅紀は家に誰もいない。

和「おいで。ご飯一緒に食べよ?」

雅紀は悪いって言ってたけど、無理やり手を引き家の中に入った。

「おかえり。和也。雅紀くん笑笑」

和「今日も母ちゃんよろしく。」

「うん笑笑わかってるわよ笑笑今日はカレーよ笑笑」

俺の母ちゃんは、何も言わなくても雅紀の分まで用意してくれる優しい母ちゃん。

雅紀と俺は兄妹同然だもん。家族の一員みたいなもんだ。

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