
嵐しょーせつ。Part2
第48章 Beautiful Day
雅「なんか、足引きずってない?」
和「え?気のせいじゃない?」
雅「そ??」
危うくバレるところだった。
ピーっと笛が鳴ると同時試合が開始され、、、
「二宮!シュート!」
和「りょーかい!」
、、、足痛い、、、
でも、ここで辞めたら試合も何もかもが終わり。
もう、、、もうちょっと、、、
俺はシュートをするために踏ん張ったら、、、
和「うっ、、、」
バタンっ、、、
、、、いててっ、、、
痛い、、、痛い。
雅「和!?」
雅紀は、倒れた俺の所に来た。
試合は一旦中止になった。
雅「、お前っ、、この足、、」
俺の左足はパンパンに腫れ上がっていた。
雅「これ、何!?どうしたの!?」
和「、、、大丈夫だよ、、」
雅「どこが大丈夫なの!?」
和「だから、大丈夫だって、、試合、戻ろう。」
俺は立ち上がろうとしたら、俺の頬にバチンっ!と手の跡がついた。
雅「お前バカじゃないの!!何でここまでして試合に戻ろうとするの!!何で言わなかったの!」
初めてだった。雅紀に叩かれたの。
俺は少し頬も痛み涙目になって、、、
和「、、俺だって、、強くなりたいと思ったんだよ。雅紀みたいな強く自信溢れるようになりたかったんだよ。」
雅「和、、、」
和「少しでも、雅紀に見せたやりたかった。俺は、ここまで強くなったよって、、、見せてやりたかった。」
雅「そんな、、、和は十分強いよ。俺、いつも和に助けられてばかり。何か俺がヘマしてもお前はいつも助けてくれた。俺、和が強くなかったら今頃どうなってたかな。」
雅紀、、、、
雅「ほら、保健室行こ?」
雅紀は、俺をお姫様抱っこして試合を抜けた。
