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嵐しょーせつ。Part2

第59章 離さない


和「ひろきくんって言うんだ。」

雅「うん。俺の息子。」

和「いくつ?」

雅「11歳。」

和「そっか、、、幸せなんだね。」

幸せじゃねーよ。息苦しいんだよ。

お前が隣にいてくれないとダメなんだよ。

和「あっ、仕事に戻らなきゃ。じゃあね。」

和也は立ち上がり、

和「ひろきくんまたね!」

「うん!バイバーイ!」

和也の背中を見送るだけで辛い。

雅「ひろき。帰るぞ。」

「はぁーい。」


それからというもの俺と和也は連絡取るよーになった。
12年間も連絡してなかったのに、、、

だから、思い切って

『今日会わない?』

送ってみた。

すると、すぐに

『いいよ。何時?』

『いまから』

『オッケー。』


待ち合わせをして、、、

和「なんだよ。急に。」

スーツ姿から一変、、、相変わらずの姿だ。

雅「今日、奥さんと子供いないからさ。」

和「ふーーん。」

なーんて、嘘。

家にいるんだよ。本当に息苦しいから出てきた。

雅「ちょっと、行きたいところがあるんだ。」

和「え、うん。」

和也を連れ出し人気の少ないところに向かった。

和「雅紀、ここどこ?」

雅「黙ってて。ついてきて。」

ここなら、、、ここなら、、、、

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