
嵐しょーせつ。Part2
第67章 怖いもの
雅父「この前のテストの結果は?」
雅「1番だったよ。俺たち。」
和母「まぁ!雅紀と和同じだったのね?笑笑」
和「うん、たまたまだよ笑笑」
和父「凄いじゃないか笑笑これで、将来も有望だなお前たち笑笑」
(なんで、、、なんで俺たちは好きなことをやれないの?どうして、父さんたちが思ってる当たり前の道に俺たちが進まなきゃいけないんだよ、、、)
(もう、頭がパニックだ)
隣に座っていた雅紀も同じような顔をしていた。
和「、、、雅紀、、、」
雅「うん、、、」
父さんたちは不思議な顔をして、俺たちを見た。
雅母「どうしたのよ。雅紀。」
雅「あのさ、、、聞いて欲しいことがあるんだ。」
雅父「なんだ?」
雅紀は、一旦下を向いて、俺の手をぎゅっと握りしめた。
和「、、、俺たちさ、歌手、、になりたいんだ、、、」
『えぇ!?!?!?』
案の定俺たちの父さんたちはビックリしていた。
和父「今なんて言った。」
和「俺、雅紀と一緒に歌手になりたいんだ。」
雅「認めてくれないですか?俺たちは本気なんだ。」
雅父「医者の道は!!」
雅「なんで、、、、」
(、、、雅紀?!?)
雅紀は顔が怒りに満ちていた。
雅「なんで!俺たちは父さんたちが決めた道に進まなきゃいけないんだよ!俺たちは、小さい時から遊ぶより勉強してきた。父さんたちの期待に応えようと頑張った。周りが自分の好きな道に進んでるのに、俺たちは、、、俺と和は、、、父さんたちが当たり前に思っている道に進むのが嫌なんだよ。」
(、、、雅紀、、、)
雅紀はもう泣いていた。
(雅紀、、、ありがとう、、、)
