
嵐しょーせつ。Part2
第71章 未来へ。
翔「おばさんは、すぐ病院に運ばれたんだけど、もう遅かった。」
(嘘だろ、、、あんな優しい笑顔が素敵なおばさんが、、、)
翔「それからあいつはこの街から少し離れた施設に入れられたんだけど、、、そこでもあまり上手く行かなくて中2の時にこっちに帰って来たんだ。」
その頃にはもう姿は変わり果ててたって翔が言った。
(そんなことがあったんだ、、、)
翔「潤も智もこの学校にいるからあいつもそんなに悪さしないと思うけど、、、」
和「ねぇ、潤たちに会わせてくれない?」
(ここに来てまだ会ってない。俺だってまーくんのこと知りたい。2人も何かあるだろう。)
潤たちは隣のクラスらしい。
翔「ちょっと待ってて。」
翔はクラスに入り、潤たちを呼びに行った。
潤「えぇ!?和!?」
和「おぉ、久しぶり笑笑」
智「和だっ!か〜〜ず〜〜」
和「うわぁっお前は相変わらず、、、笑笑」
(いつも俺に抱きついて来たな。変わってないや。)
潤「あー、雅紀のこと教えてもらったんだ、、、」
和「うん、、、」
智「ビックリしただろ?」
和「そりゃあね、、、」
(だって、今あいつひとりぼっちってことだろ?兄弟もいないし、祖父母はガキの頃に亡くなってるし、、、)
和「今は、あいつどこに住んでるの?」
智「一人暮らししてるよ。」
潤「俺らの3人の家どこかに住めばいいって言ったんだけどさ。」
翔「あいつ、真面目なんだよ。『迷惑かけるから。1人で生きていったほうが楽』って。我慢してんだろうな。」
(まーくんの悪い癖。我慢しちゃうところ。辛いなら辛いって言えばいいのに、、、)
?「んだよ、、、そこ邪魔。」
潤「あっ、雅紀。」
雅「何やってんだよ。こんなところで。」
智「んん、和の再会を味わってただけ。」
雅「よくそんなの飽きないね〜〜俺だったらムリ。」
翔「久しぶりの和なんだよ?」
雅「だから、何。興味もねーっつの。」
