
嵐しょーせつ。Part2
第84章 新しい世界
翔から聞いた話。
小学校、中学校は特別に卒業扱いにしてくれたみたい。
俺はあれから、大検をとり大学を受けて合格した。
「雅紀、大丈夫?一人暮らし、、」
雅「うん、大丈夫。和也もいるし、、」
東京行けば和也もいるから。
安心して、母ちゃん。
そして、入学式の日、、、
翔「わからないところがあれば聞いて?」
翔は俺が通う大学の4年生。
母ちゃんも翔がいるから安心してると思う。
雅「うん^_^ありがとう」
会場へ行くと、スッゴイ人たち。
あんなこじんまりした場所に10年以上も閉じ込められていたから、こういうの慣れてない。
すぐ、外へ空気吸いに向かった。
スーツは恐ろしく似合ってなくて、、、苦しい
?「、、、雅紀?」
ボーッとしていたら誰かに話しかけられた。
振り返るとそこには、よく知っている顔が、、
雅「、、和也?」
和「え、雅紀もここの大学なの?」
雅「和也も?」
和「うん、、、」
和也は、俺の元へ走ってきてそのまま抱き締めてきた。
雅「なーに?どうしたの?^_^」
和「、、寂しかった、、、」
寂しかった、、の?
久しぶりに家族に会って暮らせてるのに?
ギュッと力が入るから本当に寂しかったんだなと思った。
雅「ったく、、俺もだよ?」
和「、、雅紀ー」
雅「ふふっ^_^」
和也と同じ学科に進むことになった。
寂しい気持ちはやっぱり一緒だったんだ。
?「和也〜〜!おーい!和也〜〜」
和「あっ、、」
?「あっ!いた!ここにいたの?」
和「うん、」
優しそうな男の人。
誰だろ、、、
