
嵐しょーせつ。Part2
第85章 想いが届いたその日のこと
その涙を翔ちゃんは拭ってくれた。
翔「何があったの?」
雅「、いや、、泣、なん、っでも、、ない、」
翔「泣いてるからよっぽどのことがあったんだろ?全部言って?」
雅「、うぅ、、、泣」
翔「ちょっと俺の車に行こう?なぁ?」
翔ちゃんは楽屋の中に入ってすぐに戻ってきてくれた。
翔「じゃあまた。」
楽屋の中にいたニノと松潤に挨拶して、ドアを閉めた。
ついでにリーダーも来てくれた。
翔ちゃんの車に乗り込むと溜まっていた涙が一気に溢れ出してしまった。
隣に座るリーダーが俺の背中を優しく包み込んでくれた。
翔ちゃんも頭を優しく撫でてくれた。
あぁ、やっぱり兄貴なんだなって。本当、友だちっていうより頼りにしている血の繋がってない兄貴って感じがするんだ。
泣き止む俺を待ってくれた2人。
何も言われなかったけど、多分わかってくれている。
翔「大丈夫大丈夫。」
智「相葉ちゃん、、」
雅「、、ニノ、俺のこと、、好きじゃないって、、」
翔「え?」
雅「さっき楽屋で聞いちゃったの。好きじゃないって。」
翔「そっか、、」
『だから、泣いてたんだ、、』って、翔ちゃんはまた優しく頭を撫でてくれた。
リーダーはムスッとして
智「翔くん!相葉ちゃんのそばにいてやって!おいら、ちょっと行ってくる。」
リーダーは翔ちゃんと入れ替わりで俺のそばから離れて行った。
智「大丈夫だから。おいらに任せておけ^_^」
そう言っていつもしない全力疾走でいなくなった、
翔「智くんに任せておけば大丈夫だよ。な?」
雅「うん、、」
俺は寂しさを埋めるため翔ちゃんの胸に顔を埋め、温もりを感じていた。
