
嵐しょーせつ。Part2
第87章 好きな気持ち
それからの俺らの関係は最悪だった。
番組の収録は、仕事だから仲良くやっていても
楽屋では一言も話さない。
ってか、俺に話しかけてこないし、話にも入らない。ずっとゲーム。
そして、仕事が終わると即座に帰る。
ライブの打ち合わせも、言いたいことだけ言って帰る。振り付けも全部1人でこなし、メンバーが来る前に帰る。
そんな生活送りたくないのに、、、
また、みんなで仲良くやっていきたいのに、、、
「みなさん寄ってください^_^」
雑誌の撮影。
有難いことに表紙も飾らせていただいて、、、
5人がぎゅっと抱きしめて、顔を寄せる。
俺は、相葉くんとリーダーに挟まれているからちょっと気まずい。
撮影が終わると次はインタビュー。
俺の番が回ってきて、、、
「あなたにとってメンバーとは。」
という質問。
和「何でも助け合ってぶつかり合って、、、仲間であり、よきライバルかなと思います。」
インタビューも終わり、今日の仕事は終わり。
カバンに荷物を詰め、楽屋を出た。
早歩きで歩いていると目の前の自販機に相葉くんが立っていた。
その前を通らないと帰れない。
目も合わせずに通り過ぎようと思い、早歩きをさらに早く歩いていこうと思った時、、、
雅「、、、ふふっ^_^はい^_^」
相葉くんは、缶コーヒーを俺に投げてきた。
俺の好きな缶コーヒー。
俺はあまりにもビックリし、顔を上げると、、、
雅「この前はごめんね^_^ちょっと言い過ぎた。」
相葉くんは、俺の目の前に来て謝ってきたんだ。
