
嵐しょーせつ。Part2
第88章 25年のとき
雅「和!どこ行くの!?」
和「うるせー、お前には関係ねーだろ。」
翔「急にこの島を出ていくって、、、どうしてだよ、、」
潤「俺たちに話してくれよ」
和「別にいいだろ、俺の勝手だろ。」
智「和、、、」
高校生になった俺たち。
俺はある理由でこの島を出ようと高校中退し、
あいつらの止める声も留まらず島をあとにした。
理由なんて特にない。
ただ、狭苦しい息が詰まるような小さな島に何年も住んでいたら嫌になっただけ。
昔は、楽しかったけど、高校生になって考えが変わったんだ。
ゲームで知り合った友人やネットカフェで寝泊まりしながら、バイト。
そのバイトで貯めたお金で家を借り、大検も取り就職した。
あの島を出て9年の月日が経った。
25歳になっていた俺に突然母さんからの連絡。
「父さんが病気で亡くなった」という知らせだった
葬式に出ないといけないから仕事も休み、9年ぶりに島へ帰った。
