
嵐しょーせつ。Part2
第88章 25年のとき
雅「それも、悪い癖だよ。和の本音をちゃんと聞きたいのに、お前はいつも俺らに気を遣って言わない。言ってよ。ちゃんと聞くから。」
和「ごめん、、、」
雅「、、、あの話考えてくれた?」
あの話とは、カフェの話だ。
和「、、いや、、それは、、、」
雅「、、じゃあ、また帰ってきて俺たちに会うまで考えておいて^_^そんなすぐに店は開かないし^_^」
和「うん、、わかった。」
雅「じゃあ元気でね?」
和「うん、お前もな。」
最後に抱きしめて、握手した。
そして、雅紀に見送られながら俺はこの島を離れた。
それから2年の月日、、、
「さみしくなるなぁ〜。今日までだった?」
和「はい。本当にお世話になりました。こんな俺を拾ってくれて本当に感謝してます。」
「また、会いにきてくれよな?そのお店を開く仲間とともに^_^」
和「わかりました^_^」
この2年すごく悩んだ。
建築家としてまだまだだけど、、お店の建設のデザインとか考えるのも1つ勉強になるだろうし、、、
あいつらとなら上手くやれる。
まぁ、何回かそれは無理だろうって諦めかけてたけど。
そして、一人暮らししていた部屋と別れを告げ、、、俺は島に帰るための船に乗り込んだ。
