
嵐しょーせつ。Part2
第97章 再び
翔「あいつ、雅紀には言うなって。心配かけたくなかったんだよ。」
雅「そんな、、、幼馴染の俺に何も話してくれないのかよ。」
翔「あいつさ、雅紀のこと大好きだし、大好きなやつだから自分の夢を諦めてお前を応援したかったんじゃないかな?」
俺は泣きたい気持ちをグッと堪えて、、、
翔「話したいことがあったら自分の気持ち行ってこいよ。」
翔は、昔っから俺らの心配ばっかして自分のことは後回しするやつ。今だって背中を押してくれたようなもの。
雅「俺、行ってくる。」
俺は荷物を持ち、和也の家まで急いで帰った。
ピーンポーンっ!!
チャイムがなり終えると同時に
?「、、はーい。」
ガチャっ、、
雅「、、和也っ!」
和「わぁ、なんだよ。お前、練習は。」
和也の胸へと飛び込んだ俺はその暖かな温もりに包まれ、、、
雅「、、うっ、、うっ、、、うわぁーーーんっ!!」
和「え!?どうしたんだよ!!」
溜め込んでいたものを和也の胸で思いっきり吐き出すように泣いてしまった。
