テキストサイズ

嵐しょーせつ。Part2

第97章 再び


落ち着くまで和也はそばにいてくれた。

さすがに外でこの状況だと迷惑だからと俺を担いで部屋まで連れて行ってくれた。

和「ったく、どうしたんだよ。何があったの?」

雅「、、んで、、、」

和「え?」

雅「なんで、俺に黙ってたの?怪我してたんなら言えよ!唯一の幼馴染じゃん!なんで、、、なんで教えてくれなかったの!!」

和「お前っ、、まさか!」

雅「翔から聞いた。しかも、俺以外には報告してたって言う話も聞いた。」

和「はぁ〜〜んだよ、、、心配かけたくなかったのに、、、」

雅「なんで言ってくれなかったの?」

和「お前、、、自分のことは後回しにするだろ?お前よく翔にも同じこと言ってるけど、雅紀もそうだからな?」

雅「、、、」

和「お前は、バスケが好きで練習してんだろ?そこに俺の怪我で心配かけたら、お前絶対に俺のことばかり考えて何もしなくなるだろ。だから、敢えてお前に言ってなかったの。」

雅「、、そうだったの?」

和「俺だってな?バスケしたいよ。潤や智と同じ気持ちだよ?やりたい気持ちを抑えるのすごく大変なんだから。」

雅「、、、じゃあやりなよ。」

和「お前、人の話聞いてた?俺、怪我してんだよ?お前らの足手まといになるだけ。」

雅「いいよ!そんなの。俺がフォローするから。戻ってきてよ。練習もそこまでしなくていい。我慢せずやればいい。」

和「雅紀、、、」

雅「痛くなったら俺や翔たちに素直に言ってよ。お前、自分で解決しちゃう癖もあるんだから。」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ