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嵐しょーせつ。Part2

第98章 カナシミ


小学4年生の時、、、

「ちょっと3人いいかな?」

潤「ん、なーに?」

俺たち3人は、施設長に呼ばれた。

「新しい友達よ。翔くん、智くんよ。」

翔「、、、よろしく」

智「よろしくぅ」

雅「よろしくね?俺、雅紀!」

和「俺は、和也!」

潤「潤でーす^_^よろしくね?」

翔は、両親が不慮の交通事故で亡くなってしまい、智は、和と同じように虐待され引き取られてきた。

翔「母さん父さんに会いたい、、、泣」

突然のことだったから、気持ちの整理もつかなかった。

雅「俺も翔と一緒だよ。」

翔「ぐすっ泣え?」

雅「俺もね、5歳の時母親、事故で死んじゃったの。俺が道路に飛び出したボールを取りに行こうとした時にトラックが目の前あって、ママが守ってくれてそのままね、、、」

翔「俺と、、ぐすっ、一緒?」

雅「うん、、、パパとお兄ちゃんがいたんだけど、、俺は見捨てられた。捨てられたんだ。家族に。」

俺、初めて人に話したかも。
今まで、避けてきたのに何故か翔となら本音を話せそうで、、、

そこにいた和も潤も智も同じような苦しみを知っているから、、、

和「雅紀が人と仲良くしなかった理由わかった気がする。」

雅「和だから、仲良くなれそうって。本当の自分で居られそうだなって。翔もさ、、俺たちの前では本当の自分で居られそう?」

翔「、、、うん、、、俺、みんなと一緒なら頑張れる。」

雅「んふふっ^_^大丈夫だから。翔の気持ち俺たちは誰よりも知ってるから。」

智「おいらも頑張る。」

和「ふふっ^_^」




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