
嵐しょーせつ。Part2
第102章 New World
それからは、もう毎日のようにレッスンだ。
学校にも行けなくなったのがむしろよかったのかも。罵声を浴びず、幼馴染の和と一緒にこの場に居られるから。
和「、、くん、、まーく、、!まーくん!!」
雅「、、ん?な、なに?」
和「だーかーら。この日に、メンバーオーディションするんだって!それで、俺たちはその審査員として来いって。」
雅「え、、あっ、、うん、、」
和「ふふっ^_^楽しみだね^_^」
俺は、グループの一員として審査員に。ってか、こんな素人で務まるんだろうか。
翔「、、、お前は来なくていい。」
雅「え、、、」
和「ちょっ、翔ちゃん!!」
翔「お前に何がわかる。何も苦労せずに、ふわふわと入ってきてさ。ふざけんなよ。舐めてんのもいい加減にしろ!!」
櫻井くんに、また罵声を浴びた。
こういうのも慣れてるはずなのに、、、
翔「お前のことなんて、誰も必要としてない。俺の前に居られると邪魔で仕方ないんだよね。」
櫻井くんは、言いたいだけ言って最終的には睨んできた。
俺はもう、怖くて怖くて、、ここに居れば罵声なんて浴びなくて済むって思ってたのに、、、
これじゃ、学校と変わらないじゃん。
和「まーくん!大丈夫大丈夫。気にするな。」
翔「お前もさ、幼馴染なんだか知らねーけどこいつのことかばいすぎなんだよ。自分のこと以外に考えるな。自分のことを考えろ。お前もわかってるはずだろ?」
俺は、もう涙が止まらない。
メンバーとなる櫻井くんにここまで言われて、、逃げたい。
でも、、、和が、、
和「、、、わかんないよ。」
