嵐しょーせつ。Part2
第11章 海の風
智「元気だった?笑」
和「はいっ!」
智さんに会うの実に5年?笑
4歳離れているけど、智さんは22歳の時入学したから俺の一個上の学年だった。
智「もう、あれから5年経つんだなぁ〜〜。早いね笑」
和「そうですね〜〜。」
俺も仕事に夢中で、恋とか全部捨ててきた。
そして、ずっと好きだったのが智さんだ。
今でもこの気持ちは変えられない。
智「ニノは今何やってんの?」
和「えっえーっと、、、嵐ヶ丘ベーカリーでパティシエやってました。」
智「え!?あそこって結構有名じゃんっ!!スゲー笑でも、なんで過去形?」
和「あっ、クビになったというかなんというか、、、」
智「えっ!?なんかやらかした??」
和「いえ、それはないんですけど、、、経済的に無理になってきたみたいで、ベーカリーだけに絞るといわれて、、、」
智「そっか、、、それで、仕事は?」
和「今、フリーです。パティシエとして雇ってもらえなくて、、、」
智さんは黙って下向いてしまったから俺も自分に恥ずかしくなって下向いた。
智「、、なんだ、早く言えよ笑」
和「、、、へっ?」
智「俺のところで働く?」
、、、え??
智「今のお店ではないんだけどね?湘南の方にお店があるんだよ。」
和「へー、そうなんですか。」
智「そこのパティシエ辞めちゃってさ、探してたところなんだよ笑良かったら働いてくれない?」
智さんは困った顔でお願いしてきた。
こんないい話なかなかないっ!
和「はいっ!やってみますっ!」
すると困った顔から笑いになって、、
智「よしっ!決定!あっ、通うの無理なら俺ん家おいでよ笑一部屋余ってるし、、、」
和「はいっ!ありがとうございますっ!」
住み込みで働くって、しかも、、智さんとずっと一緒にいられるなんて、、、笑
俺はすぐに帰って荷物の整理し始めた。