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嵐しょーせつ。Part2

第103章 命の大切さ。


雅「、、ハハッそんなわけないだろ。」

和「そうだよ、何かの間違い、、」

「んん、和也。本当よ。」

和「そんなバカな!!こいつが兄貴なんてありえないっ!」

二宮くんは、涙を浮かべ走り去っていった。

雅「、二宮っくん!!」

「はぁ。そりゃびっくりするよな。でも、和也も少し変わってしまった。」

「ええ。昔はすごく仲よくて、その間から私たちが割り切って別れさせたんだもの。」

雅「、、、父さん。ごめん。二宮くんのところ行ってくる。」

「わかった。」

なんとか話をしたくて、二宮くんが走り去った方から追いかけた。

雅「二宮くん!!」

目の前に二宮くんがいて、腕を掴むと二宮くんはまだ涙を浮かべていた。

和「、、、離せ。」

雅「いや、離さない。」

和「離せって言ったら離せよ!!」

雅「だから、離さないって。とりあえずさ、話をしようよ。」

俺は二宮くんの腕を掴んだまま近くにあるカフェに入った。

コーヒーを飲んで一息。

和「んだよ。今さら。絶対に信じないから。」

雅「俺だって未だ信じてねーし。」

和「じゃあ、話が早い。もう一切関わるな。」

雅「はいはい。これ飲み終わったら帰るよ。」

相変わらず口が悪いやつ。

俺は飲み終わると同時に一本の電話。

雅「はい。」

『雅紀!大変だ!事件だ!!休みなのに悪りぃ!』

雅「あっ、うん!わかった!今すぐ行く!!」

俺は電話を切り、会計を済ました。

雅「、、はぁ、、お前も来いよ。」

和「はぁ?頼まれてもねーのに行くわけないだろ。」

雅「頼まれてなかったら、行かないのか?そんなんで探偵務まるんだ。」

和「お前には関係ないだろ!」

雅「はぁ、、、俺は行くから。事件解決にお前が必要だと思っただけだから。ここ、ここで待ってるから。」

俺は二宮くんを置いて急いで、お店を出た。


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