嵐しょーせつ。Part2
第112章 記憶
バスタオルで拭いて、髪の毛をドライヤーで乾かした。
人の髪の毛を乾かすの初めてに近いから、慣れるまで手際よくできなかったけど、男の子は目を瞑って気持ち良さそうにしていた。
雅「よし、終わり。お腹は空いてる?」
男の子は、俺の目と合わせ頷いた。
冷蔵庫の中には一応一通りは揃っている。
だから、簡単なものなら何でも作れる。
今日は、うどんかな、、、お互い体を温めたほうがいいかもしれない。
雅「はい、どうぞ^_^」
男の子の目の前にうどんを差し出すと、男の子は目を光らせて、お箸を渡してあげると勢いよく食べ始めた。
雅「ゆっくりでいいよ笑笑」
?「、、美味しいです、、、」
雅「そう?よかった^_^」
名前も知らない男の子は、なんとなくどこかで見たことがあるような顔。
その日はなんとか終わっていった。
次の日、男の子のことは追い出すことが出来ずしばらく置くことにした。
雅「、、、はぁ、、」
翔「そーいうことね。雅紀は人助けをしたわけだ。」
蕎麦を啜る翔。
しばらくはって思ってたけど、俺に養っていくほど貯金はあるのか?給料もそこそこだけど、家賃とか払っていくとギリギリ。
翔「まぁ。責任は取れよ。」
雅「うん、わかってる。」
仕方ない。こうなったら思い出すまで一緒にいてあげよう。
俺は決意をして、目の前にある蕎麦を勢いよく食べ始めた。