
甘い香りを私に。
第1章 その甘さ
悠「…葵、その顔さ、エロい。もっと…していい?」
断れない。断る気力なんて無い。
葵「…悠ちゃん…んんっ…」
こうなればもう私の身体は彼のモノ。
深く、キスをすることで
私は、強く愛されていると感じたかった。
するりと悠の右手が私の腰に降りてきた。
待って、今日は何の下着だったっけ。
そんなことを考える余裕も
悠は与えてはくれなかった。
悠「触るね…。」
彼の優しいその目が私の心を許した。
きっと私は今えげつないことになっている。
ヨダレまみれで乱れまくったまま
私は今保健室のベットで彼に愛されようとしている。
クチュ…チュ……クチュ
卑猥な音が部屋に響いてようやく
私はこんなにも女であったのだと強く思い知らされる。
葵「…ふっ…んんっ…あっ…ぅあ…」
とにかく死にたかった。
悠「…ねぇ、聞こえる?濡れてるね。もうしたくなったの?葵…。」
違うよ
そうだよ
したくない
もっとして
離して
愛して
こんなの、私じゃない。
そう叫びたかった。
