もっと♡
第1章 私とハル君
「ハルも璃子の面倒見てあげてね。後輩になるんだし。」
「無理‼︎こんなバカでブス、妹って思われたくないし。」
暴言を吐きながら、チーズケーキにザクっとフォークを刺すハル君。
意地悪だ。
でもね、そうやって意地悪言われるのは私だけ。
ママ似たキレイな顔立ちのハル君。
手足もすらっと長くて、髪の毛サラサラで
身長も180センチ近くある。
さらに頭も良くて、愛想も悪くない
学校では王子様的存在。
中学校のときから、周りの友達にはいつも羨ましがられていた。
うちの兄と取り替えてほしいって。