性欲課に転属させられた
第1章 配属された
ドアの向こうからは返事がない。
ギギギーッと開けた。軋み音が耳をつんざく。
中は…目に眩しい光が。暗闇に慣れてきたので、めちゃくちゃ眩しい。やがて目が見えてきた。
地下3階とは思えない日光が降り注ぐとても明るい部屋。見上げると、地上からここまで吹き抜けになっていて、天井はアクリル透明板になっているらしい。
人の気配があまりしない。
他の課と同じように、課のメンバーは各個ブースに入り業務をする仕組み。
《しかしここにはする仕事があるのかなあ…》
ブースの仕切り壁の隙間を行くと、課長席が見えた。
しかし、課長の姿が見えない。
課長の机の上には何もなく、仕事をしていないのが丸わかりだ。
《課長の名前は確か…山村恵(ヤマムラメグム)と言っていたなあ。男子か女子か分からないよ》
5分ほど立ち尽くしていたが、課長が来る気配がない。
仕方なく
「あのうーッ!今日配属されました村上健二(むらかみけんじ)といいますーッ!」
と大きな声を出した。
ギギギーッと開けた。軋み音が耳をつんざく。
中は…目に眩しい光が。暗闇に慣れてきたので、めちゃくちゃ眩しい。やがて目が見えてきた。
地下3階とは思えない日光が降り注ぐとても明るい部屋。見上げると、地上からここまで吹き抜けになっていて、天井はアクリル透明板になっているらしい。
人の気配があまりしない。
他の課と同じように、課のメンバーは各個ブースに入り業務をする仕組み。
《しかしここにはする仕事があるのかなあ…》
ブースの仕切り壁の隙間を行くと、課長席が見えた。
しかし、課長の姿が見えない。
課長の机の上には何もなく、仕事をしていないのが丸わかりだ。
《課長の名前は確か…山村恵(ヤマムラメグム)と言っていたなあ。男子か女子か分からないよ》
5分ほど立ち尽くしていたが、課長が来る気配がない。
仕方なく
「あのうーッ!今日配属されました村上健二(むらかみけんじ)といいますーッ!」
と大きな声を出した。