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性欲課に転属させられた

第2章 給湯室28才ケイコ


カチャッ。

課長席のすぐ横の壁のドアが、パッと開いた。
中から、茶髪ロン毛のたぶん僕より3つほど年上のような美魔女が現れた。目力がギラッと半端なく、鼻が細く高いが小鼻が左右に広がりつまりデカ鼻。微笑む口はこれまた左右に広がり、デカ口。
つまり、男を食わんとするようなスケベ顔の美魔女だった。

彼女の爛々とした強い視線におどおどしながら僕は、挨拶した。

「あ…あの、山村課長さんですか?僕は…」

と言うのを、彼女は遮り
「あキミが噂の村上くんネ~よろしくネ~あたし、派遣事務職の芳田桂子(ヨシダケイコ)~バストサイズはFカップ~」
と自己紹介。

僕はあぜん。
《バストサイズを自己紹介?この人イカれてる…》

しかし僕の視線は、ケイコの美しい顔から下へと移動した。
《わあーッ?ばかデカい胸ーッ!》
スーツの上からでもはっきり分かるめちゃくちゃデカいバストだった。

ふと見ると、ケイコの首から札が下がっている。社員証かな?と思って見ると、その札には
〈ヨシダケイコ28才独身Fカップ〉
と印字されていた。

「村上くん~こっち来て~」
ケイコの呼ぶ声にハッと我に返った。ケイコが、壁のドアの中へと僕を招いた。

壁の向こうに僕の仕事ブースがあるのかと思い、僕はいそいそとドアをくぐり抜けた。

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