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第1章 SO~小人×一般人~進撃の小人編~



翔「は...っ、戻れて、良かった...」

智「んっ、んぅ」


荒い息を吐きながら翔は話す。


翔「貴方に触れる事が、こんなに嬉しいなんて」


触れるどころの話じゃない。


翔「小さいままじゃ、手も足も出せなかったから...」

智「あっ、ぁ」


文句も言えない。
只、俺は翔の与える熱に身体を震わせてるだけだ。


翔「素敵な人だなぁと思って見上げてたけど」

智「ん、ふ...」


言葉が出て来ないから、熱で潤んだ目を向けて翔の話を聞く。


翔「まさかこんなに可愛いなんて...」


そんな事を言う翔は、小さかった時と打って変わって可愛さを消した。


翔「想像以上だよ…」


可愛さを消した翔は、凄く男なんだ。


智「っく、ぁ」


まるでペットみたいに可愛らしかった。
小動物がちょこまかと動いているようで、俺がいなきゃ駄目なんじゃないかって。


智「あ、ぁっ、しょ...」


俺が世話してやらなきゃ、干からびて死んじゃうんじゃないかって。

頼りなかったんだ。

女じゃないけど、母性みたいなものを擽られた。


翔「ふふ...、そんな顔してくれるなんて、嬉しい...」


それなのに元に戻った翔はなかなか強引で。

この刺激に焦る俺を見て、フフッと笑うんだ。


智「んん...っ」

翔「汗が、綺麗だよ...」


余裕の笑みじゃねえか。


智「はぁっ、あ」


こっちは浅い呼吸しか出ないって言うのに。


翔「...っ、そろそろ、限界かも」

智「あぁっ、く、あっ」


切羽詰まったその声。
そんなに近くで聞かせるな。


智「んぁ...っ、しょ」


俺の耳をしゃぶりながら言うその声に、背筋は更に震えるんだ。

切羽詰まったわりには、しっかり俺の前にも刺激を与えているし。


智「あ、ぁ...、もう...っ、く」

翔「さと、し...っ...」


そりゃそうなるだろう。

目の前が白くなったかと思ったら、俺の身体はビクッと大きく震えたんだ。


翔の熱い刺激の前では、当たり前のように俺の理性なんて役に立たなかった。






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