続・あなたの色に染められて
第8章 1th Anniversary
甘い蜜をたっぷりと堪能した俺はまだ体をビクつかせる璃子を下から眺めていた。
『見ないで…』
俺はコイツの果てたあとの表情が好きだ。
『なんで?可愛いよ。』
頬をもも色に染めて瞳を潤ませ
『もう…』
視線を恥ずかしそうに逸らすこの表情
そう…もっと虐めたくなるこの表情
『おまえココ好きだもんな。』
…ジュルッ
『…ダメっ…やめ…』
吸い上げると今にも泣きそうな顔をして首を振るから
『やめない。』
ピンク色した愛らしい蕾は俺の舌の上でさっきよりもプックリと膨らんで
『イヤ…ハァ…ァァン…』
知ってたか?一度達したおまえの体はさっきよりも感度を増して 声も腰の動きも大きくなるってこと
『もっとよくしてやるよ。』
だから俺は蜜が溢れだすその場所に二本の指を挿し込んで
『んうあっ…。』
もっと腰を振らせたいなんて考える
指の腹を璃子のイイところに押し付けて吸い上げながら舌を同時に小刻みに動かせば
『ダメ…ッ…また…』
俺の指をギュッと締め付けて体を震わせて
『お願…い…』
いつものように唇を噛んで背をしならせ
『ハアッ…』
我慢ができないコイツはあっという間に頂に達する。
でもさすがに立て続けに高みにのぼると力が一気に抜けるのかバランスを崩し
『おっと…』
俺に抱かれながら湯船に戻ることになる。
『冷たいな。』
抱き寄せた額にキスをして冷たくなった体を包み込む。
『京介さんの…せいで…しょ…』
まだ乱れた吐息の狭間で俺を睨み付けながら言ったって
『璃子が「したい」って言うから。』
『もう!』
おまえのことが可愛くて仕方のない俺はガキみたいに虐めてしまう。
『あれ?言ったよな?』
『言ってません。』
『あれあれ~?いつからこのお口はウソをつくようになったんですか?』
『…。』
ほっぺたまで膨らましちゃって…ホント可愛いな
『ウソつく子はお仕置きだな。』
ザバーンッ
『わぁっ!』
だって本番はこれからだろ?
『俺が拭いてやるって言ってんだろ。』
『自分で拭きます!』
一年たっても風呂場ではこんな感じの俺らだけど
『バスローブ着たい…』
『すぐ脱ぐだろ?』
『着たい…』
璃子がワガママ言うようになったのは進展した証
『フワフワだよ!』
この笑顔にやられる俺は…変わってないか