続・あなたの色に染められて
第10章 マタニティ・ライフ
♡February♡
『よく食べるわねぇ。』
目の前に並べられたお皿を次々と平らげていく璃子はただいま妊娠4ヶ月
『そうよね この間まで顔面蒼白でフラフラ歩いてたのに。』
『それが今じゃ サラダにスープにパスタ…おまけに…』
『う~ん 美味しぃ!』
イチゴパフェを満面の笑みで迎え入れる璃子はいつの間にか悪阻という呪縛から解き放たれていた。
璃子は親になるための一番始めの難関を京介さんと乗り越えたんだ。
『幸乃さんは悪阻どうでした?』
『私は少し胸がムカムカした程度で二人ともほとんどなかったかな。美紀ちゃんは?』
『私は食べ悪阻。だからずっと食べてたから太っちゃって産後が大変だったぁ。』
悪阻が治まったらしいと璃子から連絡をもらった私たちは久しぶりに集まってランチを楽しんでいた。
『京介くん心配してたでしょ?』
『はい…っていうか今もですけど…』
『今も?』
パフェを突っつきながら溜め息を吐く璃子に視線を向けると
『もうね 毎日大変なの。今日だって朝から電車は優先席に座ってけとか、スニーカー履いてけとか、もっと暖かい格好してけとか…車を降りるまでずーっとだよ?ずーっと!』
璃子は大きな目をさらに見開きながら頬を膨らますけど
まぁ 想像してた通りだよね
『プッ…過保護全開だ。』
『全開なんてもんじゃないですよ。お家でも職場でもあれはダメこれはダメって。』
可愛くて可愛くて仕方のない璃子が心配で心配で堪らないんだ。
『検診に行ったときなんかね…』
パフェ用の長いスプーンを指揮棒の様に振りながら
璃子からすれば愚痴
『…もうやんなっちゃう。』
私たちからすればノロケ
『…ふ~ん。』
『相変わらず愛されてるねぇ。』
『もう!すぐそうやって茶化すんだからぁ。』
そうやって拗ねれば拗ねるほどこっちサイドは頬を緩めてしまう。
そんな璃子を幸乃さんは優しく微笑みながらじっと見つめると
『で、今日私たちを誘った理由は?』
『あ…えと…』
璃子は急に体を縮めてモジモジとし始める。
『あのですねぇ…』
大体想像はついていた。
『ん?なぁに?』
だって この間久しぶりに会った京介さんは長谷川さんと直也から真剣にレクチャーされてたもの。
『夜の…お話なんですけど…』
私たちは目を合わせてクスクスと笑い始めた。
『よく食べるわねぇ。』
目の前に並べられたお皿を次々と平らげていく璃子はただいま妊娠4ヶ月
『そうよね この間まで顔面蒼白でフラフラ歩いてたのに。』
『それが今じゃ サラダにスープにパスタ…おまけに…』
『う~ん 美味しぃ!』
イチゴパフェを満面の笑みで迎え入れる璃子はいつの間にか悪阻という呪縛から解き放たれていた。
璃子は親になるための一番始めの難関を京介さんと乗り越えたんだ。
『幸乃さんは悪阻どうでした?』
『私は少し胸がムカムカした程度で二人ともほとんどなかったかな。美紀ちゃんは?』
『私は食べ悪阻。だからずっと食べてたから太っちゃって産後が大変だったぁ。』
悪阻が治まったらしいと璃子から連絡をもらった私たちは久しぶりに集まってランチを楽しんでいた。
『京介くん心配してたでしょ?』
『はい…っていうか今もですけど…』
『今も?』
パフェを突っつきながら溜め息を吐く璃子に視線を向けると
『もうね 毎日大変なの。今日だって朝から電車は優先席に座ってけとか、スニーカー履いてけとか、もっと暖かい格好してけとか…車を降りるまでずーっとだよ?ずーっと!』
璃子は大きな目をさらに見開きながら頬を膨らますけど
まぁ 想像してた通りだよね
『プッ…過保護全開だ。』
『全開なんてもんじゃないですよ。お家でも職場でもあれはダメこれはダメって。』
可愛くて可愛くて仕方のない璃子が心配で心配で堪らないんだ。
『検診に行ったときなんかね…』
パフェ用の長いスプーンを指揮棒の様に振りながら
璃子からすれば愚痴
『…もうやんなっちゃう。』
私たちからすればノロケ
『…ふ~ん。』
『相変わらず愛されてるねぇ。』
『もう!すぐそうやって茶化すんだからぁ。』
そうやって拗ねれば拗ねるほどこっちサイドは頬を緩めてしまう。
そんな璃子を幸乃さんは優しく微笑みながらじっと見つめると
『で、今日私たちを誘った理由は?』
『あ…えと…』
璃子は急に体を縮めてモジモジとし始める。
『あのですねぇ…』
大体想像はついていた。
『ん?なぁに?』
だって この間久しぶりに会った京介さんは長谷川さんと直也から真剣にレクチャーされてたもの。
『夜の…お話なんですけど…』
私たちは目を合わせてクスクスと笑い始めた。