続・あなたの色に染められて
第14章 言葉 ~番外編~
『腰上げて。』
…え
1ヶ月ぶりに愛されるというのに
…嘘でしょ
テーブルに座らされ脚を開かされると京介さんは私の中心をとりあえず指を挿れて舐めた。
『…イヤっ…』
しょうがないよね。京介さんは疲れてるんだもの。
男の人は自然と溜まるっていうし…
浮気されて苦しむことになるなら 私の身を捧げればすむこと
それに、悔しいけど彼の舌と指は的確に私のポイントをおさえてる。
『…ハァッ…』
…あ、もう挿れるんだ
京介さんが立ち上がりスエットのズボンを下ろすと何度か蜜に自信を滑らせて
『…痛っ…』
『悪い…大丈夫か?』
『うん…コホッコホッ。』
自身を私のナカに埋め込んだ。
…ちょっと痛いな
そういえばちゃんと抱いてくれたのっていつだろう。
陽菜がお腹に出来てから時間が足りないせいか何か足りないセックスになっているように思う。
でも、私のすべてを知り尽くしている彼の手にかかれば“抱かれてる”っていう事実はそこにあって
『…ハァッ…ンアッ…コホッコホッ。』
体に熱を持つからなのか気分が高められるごとに咳は増え
『止めようか?』
『…大丈夫です。』
せっかく愛してもらっているのに満足に抱かれることも出来ない。
『じゃ、ピッチ上げるぞ。』
『う…コホッコホッ。』
もう遅いし…早く終わらせなきゃね。
京介さんの苦しそうな顔を見上げ頬を撫でる。
…キスしたい
でも うつっちゃう…
『…璃子。』
『…京介…コホッコホッ…』
彼は私の首に顔を埋めて
『…イクよ…うっ…』
彼の分身は脈を打ちながらが私のナカに吐き出された。
*
『背中痛くないか?』
私の髪を撫でながらいつものように頬に額に唇を落とす
『…大丈夫です…コホッコホッ。』
…チュッ
『早く治るおまじない。』
私の胸の真ん中に彼に愛してもらった赤い印を付けてもらう。
『やべぇ もうこんな時間だ。』
京介さんは時計の針を見て私に着替えを促した。
…大丈夫、京介さんのだって証付けてもらったでしょ?
夫婦ってこんなもんなのかなぁ…
『電気消すぞ。』
『今行きまーす。』
『ほら。』
『…はぃ』
階段を上るだけなのに手を繋いでくれる京介さん
心配しすぎかな…私たち大丈夫だよね。