続・あなたの色に染められて
第14章 言葉 ~番外編~
『アッ…ハァッ…あッ』
オレの上で胸を張るようにしながら必死に動くおまえを眺めていた。
腰を動かすって言ったって璃子の胸がゆるりと跳ねる程度のものだけどコイツにとっちゃ上出来。
『ほら、へばんなよ。』
なんて 偉そうに言っても締め付ける具合は相性がいいから堪えなきゃいけないときもある。
それに今日は素直になってくれたおかげで可愛い声のBGM付き。
『…京介…』
吐息混じりの小さな喘ぎ声は甘く艶めいていて離れの部屋を取ってくれた吉野に感謝したりして。
『もう限界か?』
『うん…抱っこ…』
今にも泣き出しそうな顔をしながら俺に手を伸ばした璃子。
『しょうがねぇなぁ。』
コイツに心底惚れてる俺はついつい甘やかしてしまう。
『ヨイショとっ。』
俺は一気に起き上がり璃子の唇を食し
『選手交替。』
スイッチの入ったコイツを乱れ狂わせるために腰を突き上げた。
『…んやあッ…』
その一瞬で顔を歪めると璃子は俺の首に腕を回し
『…ハァッ…』
俺の体の中に溶け込もうとする。
『おまえさ、これからはシたいならシたいって言えよな。』
頬に張り付いた髪を払いながら璃子に言葉を紡ぐと
『京介さんも…言って下さ…ね…』
途切れ途切れに言葉を紡いでくれた。
『俺は毎日でもいいんだけど。』
『…もう。』
苦しそうにしながら柔らかく微笑むおまえを四六時中抱きたいんだ。
『…んぅ、ハァッ…イヤッ…』
唇を貪りながら下から突き上げると璃子はすぐに限界を迎える。
『イッていいぞ。』
俺のナニを締め付けて
『…キス…』
俺の唇を求める。
昔から変わらないコイツの達し方、俺はさらに腰を突き上げた。
*
お風呂であんなことしなければよかった…なんて今さら思う。
でも 一度達したぐらいじゃ京介さんは変わらないかな…
彼に包み込まれながら果てる喜びを全身で感じながら身を任せる。
…愛されてるんだって、もっとわたしも愛したいって
そう 想いながら彼と唇を重ねる。
『…次は…』
『一緒がいいんだろ?』
額に頬にキスの雨を降らし
『何度でも一緒にイッてやるよ。』
私を甘やかすあなた。
ベッドに寝かせられるとゆっくりと律動が始まる。
『今日は寝かせなてくれないですか?』
『当たり前だろ。』
ありがとう…幸せです。