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『ひゃぁ！』

脇に手を入れられるとあっという間に抱き上げられ彼の膝の上に跨がされた。

『璃子に見下ろされるのも悪くねぇな。』

彼は浅く座って凭れるから自然と私を下から見上げる形になる。

脇に添えられたままの手は私の体のラインを確かめるようになぞり

『さて どうやって俺を攻める？』

なんて 京介さんはすっかりその気

『…ホントに？』

『私から愛したいときもあるんだろ？』

そう言葉を紡ぎながら私の指先を掴むと

『早く脱がしてよ…ほら早く…。』

指先を彼のシャツの中に侵入させて素肌を感じさせた。

少し熱を帯びたその感触が私の指先に伝わると 私は目を瞑って意を決したようにスウーッと長く息を吐いて 逞しい彼の胸板に指を滑らせた。

『笑わないでください。』

『笑ってねぇよ。』

手つきがぎこちないんだろうな…。

気持ちいいっていうよりきっと擽ったいんだと思う。

ふと 顔を上げると射抜くようなあの瞳。

『…璃子。』

後頭部に手を廻され引き寄せられるとその瞳に吸い込まれるように彼の名前を口にする。

『…京介。』

そっと重なる唇に愛しさが込み上げた。

啄むように京介さんの唇を私の唇で挟むと 少しだけ唇が開いてくる。

その隙間に私の細い舌先を侵入させるといつもの癖なのか その舌をズッと吸い上げる。

『ダメ…今日は私がするの。』

いつの間にかその気になってる私がいた。

彼はクスリと微笑むと舌を出して私を待つから 同じように舌を絡めて吸い上げた。

『バンザイして？』

露になった厚い胸板にキスを落とすと堪らずキュッと一点を吸い上げた。

『付けたの？』

『うん…私のだから。』

これは ほんの少しの私の抵抗。

だって 幼馴染みにはこんなこと出来ないもの。

彼の胸の中央に花びらが一片舞うと私はその花びらにもう一度キスをした。

そして 胸の突起を口に含むと京介さんは抱きしめるように私の髪を撫でて応えてくれた。

いつも愛してもらうように舌を絡ませ吸い上げると彼の息づかいが少し乱れ始める。

それは 溜め息のような甘い吐息

なんだかそれが嬉しくてピチャピチャと音をたててさらに舌を這わすと もっと彼を感じたくなるのは必然で

私は彼のお腹にキスを落としながら床に座り込む。

スエット越しにもわかるほと主張している彼の熱に指を這わせた。