続・あなたの色に染められて
第3章 知らない過去
『…ううっ…ゴホッゴホッ。』
『大丈夫か?』
…ったく コイツはいつまで嘔吐くんだろう。
目を潤ませながら自身を握りしめ必死で舌を這わせて 頬張って
『無理すんなって。』
肩を押して俺から引き離そうとするけど
『…ったく。』
咥わえたまま首を左右に振って愛し続ける。
どんなことだって全力投球の俺の可愛い嫁さん。
確かに沙希と比べたら璃子の方が劣ってることだってあるだろう。
でも それをカバーできるほどの気立ての良さとあの笑顔。
俺にはそれが何よりも必要なのに。
『…うえっ…ゴホッ。』
『だから~ もうダメ。選手交替。』
『…へ?』
俺を握ったまま涙を溢して口をポカンと開けて
『寝かせねぇからな~。』
『え…ちょっと…キャァ!』
肩に担ぎ上げていざベッドルームへ
『待って!待って下さい!』
ボスッと投げるとすぐさま覆い被さって
『だから 待てねぇって。』
煩い口に蓋をして 抵抗する両手を片手でシーツに縫い付け
押し倒しながらズボンとショーツを一気に脱がせて
『ちょっ!お願っ。』
膝を割って蕾に喰らえついて 迎え入れる蜜壺を潤す俺って
マジ どうした?
『…んはっ…アンッ……。』
『悪い…我慢できねぇや。』
理性の利かない俺はもうハチ切れそうな自身を何度か蜜に潜らせると
『力抜けって。』
『…んぅ…っ…』
一気に捩じ込んだ。
見下ろせばパジャマのシャツを着たまま満足気に俺を迎え入れる璃子
『俺を疑った罰だからな。』
白い首筋をさらけ出し俺の腕を必死に掴むコイツに 歯止めのきかなくなった俺は欲を剥き出しにして腰を突き上げる。
『…京介。』
そんなわがままな俺に優しく微笑むと 少しだけ上体を起こして頬に手を添え 吐息混じりの甘い声で
『愛してる…。いっぱいいっぱい愛してるよ。』
苦しそうに微笑んで俺に口づける。
『…璃子。』
あまりの愛しさに 抱き起こして跨がせて抱きしめて
『知ってるっつうの。』
『…イヤッ…。』
下から突き上げる腰に酔いしれて 何処かへ飛ばされるギリギリのおまえは また俺の耳に可愛い喘ぎ声を響かせる。
『もう……もう…。』
唇を催促するおまえに俺はもう一度忠告する。
『とりあえず 1回イクけど…寝かせねぇから。』
『…ウソ?』
だから 罰だって言ったろ?