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続・あなたの色に染められて

第4章 夏祭り


『イャ…。』

床にペタリと座り込んでしまった璃子を抱き上げ シンクの上に座らせた。

璃子を挟むように両脇に手を付き屈み込んで瞳を覗くけど 璃子は体を反らせ瞳を合わせてくれない。

『ホントにダメです。』

『なんで?』

自分の湿った肌の質感を確かめるように首や頬に手の甲を押し当てて

『だからぁ…暑かったでしょ?』

エアコンのおかげでこの部屋も涼しくなったというのに 頬を真っ赤に染めながら上目遣いで俺を見上げる。

『確かに暑かったな。』

困ったように小さく溜め息を吐くと 意を決したように

『一緒にお風呂…入りません?』

コイツにしちゃ頑張った方だと思う。でもな 祭りのあとの楽しみっていうのがあるだろ?

俺はシンクから手を降ろし 璃子の前にまっすぐに立つ。

璃子は俺が離れたことによって安堵の表情を浮かべるけど

…そんなんで諦めるわけねぇだろ

『ちょっ!』

浴衣の合わせを両手で掴んで見下ろすと 状況を把握できない璃子は咄嗟に俺の手首を握る。

『風呂も一緒に入るけど ここでおまえも抱く。』

目を見開く璃子の唇を奪うのと同時に胸元をパッとはだけさせた。

往生際の悪い璃子は俺の胸を押して引き離そうとするけど その華奢な腕じゃどうにもならない。

『…お願……っ…。』

うるさい口に舌をねじ込ませ 璃子が堕ちるその瞬間を待った。

逃げる舌を捕まえるのは難しいことじゃない。

だって 俺はコイツのどこをどうしたらスイッチが入るのか知ってるから

はだけた胸元に指を這わせて可愛らしい粒を摘まむと まずは第一段階突破。

体を大きくビクつかせて身を捩った。

そして第二段階…璃子の細い舌を吸い上げねっとりと絡ませれば

ほらな 瞳を潤ませる。

そして最後の仕上げ

『俺も脱がせて?』

胸を押してる小さな手に俺の手を重ねて 合わせを握らせる。

璃子は俺の目を見つめると

『キライにならない?』

『どうして?』

『ホントに汗いっぱいかいたの。』

くだらねぇことを気にするオンナ

『却ってそっちの方がそそるけど。』

頬を染めるおまえは俺の大好物

『ヤりゃあ 汗かくだろ?』

肩にかかった浴衣をはだけさせると ピンク色の花が咲く柔らかな胸が露になった。

『綺麗だよ。』

赤く染まった頬に手を添えると璃子は俺の浴衣に手をかけた。

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