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想うこと。

第5章 第4章


「ごめんごめん」


「そういえば、海東君は?
まだ車に戻ってなかったけど
佳苗は見てない?」


ついさっきまで、一緒にいました…。

でもそれを言うと、ちょっと面倒くさいことになりそう…。



「そうなんだー。
私も見てないんだよね…」


ごめんね、未奈。

嘘ついてごめんね。



「そっかぁ。
でも、案外もう先に戻ってるかも。
どのみち、急ごうか」


早足で車に戻ると、既に海東君がいた。


私よりあとのはずだったのに、早いな。



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