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イン・ザ・ルーム

第1章 ルージュ

M side


同僚のニノは、 最近彼女でも出来たのか、
顔が緩んでいる。


彼にしては珍しい。


いい歳して可愛い顔だから、若い時からナンパばっかりして。


年下飽きたから次は姉ちゃん系かな、なんてこの前言ってたけど、俺らの年で姉ちゃん系ってオバサンになるだろっつって笑った。


だけど、俺の知ってる姉ちゃん系 ってか、年上の女性って、あの人なんだよ。



社長の奥さん。


綺麗で、 余裕があって、それでも可愛らしい。


彼女との束の間の逢瀬は、明日の夕方 。


そう、 所謂、不倫っていうヤツ。


でも彼女は、「貴方が一番よ」って


言ってくれてるから、社長とはもう冷めてるのかなって思う事がある。


期待しては怪我をする。そんな事はわかっている。




真っ赤なルージュが似合う貴女。


思わせ振りはもう辞めてくれ、って思っても、


俺は貴女との戯れの時間が楽しみで仕方が無い。


潤君潤君って俺だけに、俺の名前を呼ぶ姿を、


旦那に見せつけてやりたい。

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