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イン・ザ・ルーム

第2章 染まりたい

N side


翌日 、 いつも通り出勤をして


同期の潤君と馬鹿な話をしたりして 、


いつも通り1日を終える …


ことは無かった。





今日は社長は出張なはずなのに、社長室の電気が隙間から、 付いているのが見える。


社長の拘りで 全面ガラス張りの社長室はブラインドが閉まっており、中は見えない。


下の一部はブラインドが無いので、其処から漏れる光。


貴女の白く細い足首と ピンヒールが見える。


どうして貴女が此処に⁇


仕事に関しては一切口を出さない貴女は、社長が居ない日は会社には来ないのに。




すると、 貴女の脚の前に、高価そうな革靴の男の脚。


その脚同士は、まるで踊っているかの様に合わさり 、 2人の距離の近さがうかがえる。



間違いなく貴女の脚、 それと 、
貴女と特別な関係の男。


ほらね、やっぱり貴女には俺以外が居たんだ。







あんな高価な靴を此処に堂々と履いて来れる人間なんか 、 早々いない。


… きっと貴女はその男と 昨日も俺との逢瀬の前に会って、愛し合っていた。






「 貴方だけ よ 」


その言葉、 彼にも言っているのなら、


俺と彼は フェアだ 。



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