
修練の鏡と精霊の大地
第5章 他にも、まだいたかっ!?
まだまだ旅はスタート地点。行く手を阻む怪物に邪魔され、なかなか前には進まないが、確かに一歩ずつ前に進んでいる。
精霊の大地に向かうとなっていたが、予定しない洞窟に足を踏み入れ、どの方角にいるのかもわからない。
とりあえず今、洞窟内から見える明かりの方向に進むこととなる。
一行は心を先に見つめ、足を急がせた。
性格の悩みや肉体の悩み、あるいは自分の目指す道での悩みがあり、老人から鏡を託され、この地にやってきた。
それぞれがそれぞれの悩みを持ちながら、今、ひとつの目的に向かおうとしている。
パッと目の前が開けた。注ぎこまれる日射しが、どんな高級なシャンデリアよりも、輝いて見えた。
「やったー! 出口だ!!」莉子は大きく手を広げた。
「本当に一本道だったな。まったく迷いもなく来れたし、なにより出口があってよかった」コウヤもホッとしている。
足場の悪い急な坂を必死に登りつめると、辺り一面が木々に囲まれたジャングルのような場所に着いた。
「うわ、ごっつい自然な所に来たなぁ」
純化は目を丸くして言った。
精霊の大地に向かうとなっていたが、予定しない洞窟に足を踏み入れ、どの方角にいるのかもわからない。
とりあえず今、洞窟内から見える明かりの方向に進むこととなる。
一行は心を先に見つめ、足を急がせた。
性格の悩みや肉体の悩み、あるいは自分の目指す道での悩みがあり、老人から鏡を託され、この地にやってきた。
それぞれがそれぞれの悩みを持ちながら、今、ひとつの目的に向かおうとしている。
パッと目の前が開けた。注ぎこまれる日射しが、どんな高級なシャンデリアよりも、輝いて見えた。
「やったー! 出口だ!!」莉子は大きく手を広げた。
「本当に一本道だったな。まったく迷いもなく来れたし、なにより出口があってよかった」コウヤもホッとしている。
足場の悪い急な坂を必死に登りつめると、辺り一面が木々に囲まれたジャングルのような場所に着いた。
「うわ、ごっつい自然な所に来たなぁ」
純化は目を丸くして言った。
