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修練の鏡と精霊の大地

第6章 新メンバー

 しばらく歩いていくうちに、大きく開けた草原が見えた。


 ジャングルを抜けたのだ。


「ふぅ〜、やっと足場のよさそうな所に出れたわね」


 莉子はそう言って、大きく背伸びをする。


 だが、油断は出来ない。どこに怪物が潜んでいるのかわからないのだ。


「地下から急に出てきたりするからなぁ……もう、あんなのはゴメンだぜ」


 コウヤは苦い顔をして言った。


「そうよ……あんた今日だけでとんでもないものばかりと闘ってるじゃん」


 莉子の言う通りだ。



 朝からでかいクモの怪物と、でかい顔の岩顔、洞窟ではゼラチナスオイルキューブ、最後はプランツリに追いかけられた。


 1日だけでとんでもないものばかりと闘っている。


 タフなプロレスラーであっても、さすがに疲れが見えてきた。


「あっ!! あれ、村じゃないですか?」


 球也が遠くに見える石の囲いを指差した。


「あ、あれそうやわ。よかった……」と純化が安堵の表情を見せる。


「入るまでわからないぜ……でっかい顔と闘った時、すでに村は壊滅してたんだ。ゆっくりと用心して行こうぜ」



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