修練の鏡と精霊の大地
第6章 新メンバー
「あなた方、人間だって言ってたわね」
料理を並べ終えたママが話しかける。
「そうだ」コウヤは素っ気ない態度で返す。よほど、石仮面化した厚化粧が気に入らないのだろう。
「少し前に、一人お年を召したポポ様がお越しになりましたよ」
ママは無表情でそう言うと、球也達はそれぞれに顔を見合せた。
「ポポって、男性って事だよね? どんな人?」
莉子は尋ねると、ママはアゴに手を当てて言った。
「そうねぇ、ヤリみたいなのを持って、頭はツルツルやった。この村を襲った怪物をたった一人で倒してたわ」
「一人? 体格はでかかったか?」とコウヤが聞くとママは腕組みをした。
「いや、そんなに大きくはなかったわよ。精霊の石を7つ持ってたかな? 数時間前よ、ホント!!」
まさか……。
奈美を除く四人は心当たりがあった。
ゼラチナスオイルキューブと、地下洞窟で闘った時のこと。
向こう側で助けてくれた人。
まさか、その人物ではないだろうか?
「あ、その白い板!」
ママは奈美が持っているホワイトボードを指差した。
料理を並べ終えたママが話しかける。
「そうだ」コウヤは素っ気ない態度で返す。よほど、石仮面化した厚化粧が気に入らないのだろう。
「少し前に、一人お年を召したポポ様がお越しになりましたよ」
ママは無表情でそう言うと、球也達はそれぞれに顔を見合せた。
「ポポって、男性って事だよね? どんな人?」
莉子は尋ねると、ママはアゴに手を当てて言った。
「そうねぇ、ヤリみたいなのを持って、頭はツルツルやった。この村を襲った怪物をたった一人で倒してたわ」
「一人? 体格はでかかったか?」とコウヤが聞くとママは腕組みをした。
「いや、そんなに大きくはなかったわよ。精霊の石を7つ持ってたかな? 数時間前よ、ホント!!」
まさか……。
奈美を除く四人は心当たりがあった。
ゼラチナスオイルキューブと、地下洞窟で闘った時のこと。
向こう側で助けてくれた人。
まさか、その人物ではないだろうか?
「あ、その白い板!」
ママは奈美が持っているホワイトボードを指差した。