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修練の鏡と精霊の大地

第7章 小さな戦士の村

「テーマパークみたいな所ですね。なんか、遠近法狂うわぁ」


 球也は石垣の上から覗くように見た。


 中は今までの村と同じように、通路があって、村に通じているようだ。


「とりあえず入ってみようよ。なんか情報あるかもしれない」


 莉子はそう言うと、グッとしゃがんで結界のロープをくぐった。


 すると、足下をテテテテ……と動くものがいた。


「えっ!?」


 一同は少し目線を落とした。


「うわぁ〜♪」


 純化の目が輝いた。


 なんと、ヒザの高さよりも低い男の子と女の子が、キャッキャと言いながら走り抜けていった。


「うゎはっ! か〜わゅ〜い!」


 思わず、顔がほころんだ。


「うわぁ、ちっちゃ、なんだこれ!?」


 球也も、ペットショップで小動物を見るように目を細くして、微笑んだ。


「なるほど、やっぱりここがあの美人ママが言ってた小人の村か……」


 コウヤが鼻を膨らまし、腕組みをしながら言った。


 おそらく目には素顔の美人ママが映っているのだろう。


「きっと、ここですよ。ポックリの村でしたか?」と球也が言うと……


「それは死んでるだろ! ここはコックリの村だ」とコウヤが言って……


「なんで10円玉動かすパーティーゲームやの! ビックリの村でしょ!!」と純化もボケて……


「あれがパーティーゲームかっ!! で、そんなボケが続いてる方がビックリだよっ!! ポックルの村よ!!」



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