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修練の鏡と精霊の大地

第7章 小さな戦士の村

「よし、じゃあ……こっちは桃尻娘とキュウと俺、これでいこう」


 コウヤが戦陣を決めた。


「えぇっ!? あたし!? ちょっと待ってよコウヤ……いくら小人でも、あれはヤバそうでしょ!?」


 莉子は相手の、サイとユングを示して言った。


「僕も無理っすよ……小さいけど、むっちゃ強そうですやん……」球也も泣きそうな顔をしてうったえた。


 コウヤは自信ありげな表情でこう言った。


「大丈夫だ。レスラーの目を信用しろよ。それに俺には作戦がある」


 そう言うとコウヤはワードフの前にしゃがみ、同じ目線で睨み付けた。


「おい、ただのケンカじゃ面白くない……と、言いたいところだが、俺達も闇神を倒すって仕事をやり遂げなきゃならない。だから、大ケガは避けたいし、生死をかけるような闘いは御法度願おう」


「せ……精子をかけるだと……」ワードフは赤面し、言葉を上ずらせた。


「お前、顔が赤くなっているが、何を想像した?」


「う……うるさいわ!! じゃあ、どんな闘いが好みだ!!」


「よし、じゃあ、試合形式はこちらで決めさせてもらう。1対1の勝ち抜き戦で、最後の大将がやられたらアウトってどうだ?」



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