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修練の鏡と精霊の大地

第7章 小さな戦士の村

 ワードフはあるものを差し出した。


「この石をお渡ししたい」


 ワードフはいくつもの色がちりばめられた石と、キラキラと輝く石を渡した。


 コウヤは手を出し、それを受け取った。


「虹の精霊と光の精霊です」


「えっ!? 精霊!!」


 また、今までとは違う精霊の石を受け取ったコウヤは戸惑う。


「いや……これって、どうなんだよ?」


「虹の精霊は、この村の祠に眠っていたものです。これからの旅に役立つかもしれません。もうひとつは、昨日でしたかあなた方のような巨人がやってきてこれを……」



 ワードフの話では、老人の男性がこの村を訪れたと言う。ワードフはコウヤ達と同じように、勝負を持ちかけたが『自分はとても弱い。100%痛い目にあうのは避けたい』と男は勝負を拒否した。


 その代わりに、後日、ここに訪れるであろう巨人達に、これを渡してほしいと光の精霊の石を置いていったのだという。


 純化がその石を預かった。


「きっと、私らが追いかけてる老人の人やで。なんのつもりなんやろうなぁ……」



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