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修練の鏡と精霊の大地

第7章 小さな戦士の村

 そう呟いて、純化は石を袋に入れた。


「でも、これでまた一歩ゴールに近付いたな。ワードフ、ありがとう」


 コウヤはワードフと、ガッシリと握手をかわした。


 すると、球也が急いで走ってきた。


「みんな!! さっき村の人に聞いたら、5キロほど先に別の村があるんやって。途中、ワラワラってのに気をつけてってさ」


「5キロか……行けなくもないな」


 コウヤは立ち上がり遠くを見つめた。


 だが、まだ最終目的に向かってどのあたりなのかがわからない。


 まだ、冒険のスタートなのか半分なのか?


 いつまでかかるかわからない未知の世界の旅。


 キーワードは精霊の大地と闇神。


 小さな情報や、手掛かりを頼りに一歩ずつ進まなければならない。


 昨日は怪物と闘うだけの1日だった。今日はとにかく前に前に突き進む。


「おい、キュウ」


 コウヤが球也を呼んだ。


「男は俺とキュウの二人だけだ。なるだけ女性にケガさせないように気張っていこうぜ」


「わかりました。コウヤさん、僕を鍛えて下さい」


 二人は笑顔で向き合い、拳をかさねあった。



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