修練の鏡と精霊の大地
第8章 カビと巨人
「ダメですよ!! あなたの仲間がきっと材料を持って戻ってくる。それまでに安静にしとかないと」
ペタロは純化の体を支える。
「私に触ったら、先生も感染するんでしょ? 先生も危険です」
「私はすでに感染してますが、症状を抑える薬は飲んでいます。これを飲めば悪化は免れます。仲間の方が戻ってくるまでまちましょう。特効薬が出来れば大丈夫ですから」
ペタロは純化に触れて感染していた。それは、完全な装備を持たない医師としての命をかけた看護だった。
「でも……私だけ寝てられない。莉子さん、ワラワラに捕まった私を必死に助けようとしてくれた」
「気持ちはわかります。ですが、あなたも自分の命を大事に扱いましょう。あなたになにかあれば、必死に特効薬になる原料を探しに行ってくれている皆さんに、顔向けできませんよ」
ペタロは押さえ込むように、純化をベッドに戻した。
「私は今から精のつく食べ物を買って来ます。ですから、安静にしておいて下さい」
純化は何も言わずコクりと頷いた。
ペタロは純化の体を支える。
「私に触ったら、先生も感染するんでしょ? 先生も危険です」
「私はすでに感染してますが、症状を抑える薬は飲んでいます。これを飲めば悪化は免れます。仲間の方が戻ってくるまでまちましょう。特効薬が出来れば大丈夫ですから」
ペタロは純化に触れて感染していた。それは、完全な装備を持たない医師としての命をかけた看護だった。
「でも……私だけ寝てられない。莉子さん、ワラワラに捕まった私を必死に助けようとしてくれた」
「気持ちはわかります。ですが、あなたも自分の命を大事に扱いましょう。あなたになにかあれば、必死に特効薬になる原料を探しに行ってくれている皆さんに、顔向けできませんよ」
ペタロは押さえ込むように、純化をベッドに戻した。
「私は今から精のつく食べ物を買って来ます。ですから、安静にしておいて下さい」
純化は何も言わずコクりと頷いた。