修練の鏡と精霊の大地
第12章 光と虹の橋
薄いプラスチックの板の上に、石が落ちるような音だった。
三人の人間が乗って大丈夫なのだろうか?
「おい……球也と言ったな……球也くん、ちょっとあの石の辺りまで行ってくれないか?」
「えっ!? 僕が!?」
「俺は85キロあるんだ。もし、俺が行って割れたら洒落にならんだろ」
「僕が行って割れる可能性もあるやん!!」
「俺よりは軽いだろ」
「いや、ちょっと待って……これはホンマに怖いですわ」
「自分、高校生くらいだろ? 話し方が浪速の商人って感じだな」
「そんなん気になるところちゃいますやん……」
二人が言い合ってる間に……。
「もう、なにしてんのさ二人とも!!」
その声は奈美だった。
「えっ!?」と二人は虹の橋に目を向けた。
橋の上で腰に手を当てて、キツい表情で睨む奈美がいた。
「ありゃま……やっぱ女の子の方が強いな」
球也はそう言って、チラリと勇樹を見た。
「よし……彼女について行こう」
勇樹は球也を前に押し出して、橋に向かった。
「えっ……僕が二番ですか!? 順番が逆ちゃいまんの?」
「バカ野郎、後ろからくる敵から守ってやるつもりだ!!」
「うわ、ええように言うし」
三人の人間が乗って大丈夫なのだろうか?
「おい……球也と言ったな……球也くん、ちょっとあの石の辺りまで行ってくれないか?」
「えっ!? 僕が!?」
「俺は85キロあるんだ。もし、俺が行って割れたら洒落にならんだろ」
「僕が行って割れる可能性もあるやん!!」
「俺よりは軽いだろ」
「いや、ちょっと待って……これはホンマに怖いですわ」
「自分、高校生くらいだろ? 話し方が浪速の商人って感じだな」
「そんなん気になるところちゃいますやん……」
二人が言い合ってる間に……。
「もう、なにしてんのさ二人とも!!」
その声は奈美だった。
「えっ!?」と二人は虹の橋に目を向けた。
橋の上で腰に手を当てて、キツい表情で睨む奈美がいた。
「ありゃま……やっぱ女の子の方が強いな」
球也はそう言って、チラリと勇樹を見た。
「よし……彼女について行こう」
勇樹は球也を前に押し出して、橋に向かった。
「えっ……僕が二番ですか!? 順番が逆ちゃいまんの?」
「バカ野郎、後ろからくる敵から守ってやるつもりだ!!」
「うわ、ええように言うし」