修練の鏡と精霊の大地
第13章 橋の上の攻防
しかも、さっきよりも動きが機敏になっている。
この翼竜は学習するようだ。
「さ、佐田さん!! こいつ絶対、鳴き声練習してますよ!! ほれ、聴いてみぃ感、丸出しですもん!」
「どうでもいいよ!! てか、気をつけろ、なんか、さっきと様子が変だ」
勇樹は翼竜の動きを確かめながら、刀を構える。
奈美は翼竜の頭を目掛けて、矢を放った。
だが、瞬時に避けられた。
「あ……」
思わず、声をもらす。
翼竜は奈美を見た。
『ギャードゥブルッタッウ!! ギャードゥお前、しばいたろかブルッタッウ!!』
球也はそれを聞き逃さなかった。
「待てっ!! あいつ、間になんか喋りおったぞーっ!! 誰かちっちゃいやつ入っとるやろマジでっ!!」
翼竜は上空高く飛び上がると、奈美に向かって急降下して迫ってきた。
奈美は素早く矢を取ると、一発二発と射ち放った。
だが、翼竜はサラリと避ける。
「あいつマジか……奈美が射った矢を、軽く避けてやがる」
そう言うと、勇樹は走り出した。
「球也!! しゃがめっ!!」
球也はビクッとしながらも、体育座りをすると、勇樹はポンと球也の頭を押して飛び越えた。
この翼竜は学習するようだ。
「さ、佐田さん!! こいつ絶対、鳴き声練習してますよ!! ほれ、聴いてみぃ感、丸出しですもん!」
「どうでもいいよ!! てか、気をつけろ、なんか、さっきと様子が変だ」
勇樹は翼竜の動きを確かめながら、刀を構える。
奈美は翼竜の頭を目掛けて、矢を放った。
だが、瞬時に避けられた。
「あ……」
思わず、声をもらす。
翼竜は奈美を見た。
『ギャードゥブルッタッウ!! ギャードゥお前、しばいたろかブルッタッウ!!』
球也はそれを聞き逃さなかった。
「待てっ!! あいつ、間になんか喋りおったぞーっ!! 誰かちっちゃいやつ入っとるやろマジでっ!!」
翼竜は上空高く飛び上がると、奈美に向かって急降下して迫ってきた。
奈美は素早く矢を取ると、一発二発と射ち放った。
だが、翼竜はサラリと避ける。
「あいつマジか……奈美が射った矢を、軽く避けてやがる」
そう言うと、勇樹は走り出した。
「球也!! しゃがめっ!!」
球也はビクッとしながらも、体育座りをすると、勇樹はポンと球也の頭を押して飛び越えた。