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修練の鏡と精霊の大地

第14章 精霊の大地

 球也は驚いた。


「えっ!? そ、そんなにいるの?」


「はい、月や太陽等の惑星の精霊もいれば、ダイヤの精霊や金の精霊もいる。また、ヘドロや糞の精霊もいるし……」


 球也はすかさず「ダイヤと金を……」と言った。


 ドラムは三回、大きくまばたきをした。


 これは、了解して頷いているのと同じ行動である。


「では、その2つを出しましょう。ちなみに、精霊を仲間として受け入れるには、心が通じあわなければなりません。あなたは、その精霊を信頼し、精霊もあなたのことを信頼しなければなりません。しかし、それはとても難しいことなのです。ですが、私の力で出現させる精霊は、私のことを信用しています。それだと、ここに現れるだけで、あなたのことを受け入れてくれることでしょう。なぜなら、私があなたを信用しているからです。したがって……」


「いいから早く出せ」


「かしこまりました」


 ドラムは念じた。


「ワイクニリヤカンナツイコ、ラカルヨミサハヲミコッツイョチイョチ、カンナ」


 手にまばゆいばかりの光が放たれた。


 すると、手のひらにキラキラと輝く鉱石が現れた。



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