修練の鏡と精霊の大地
第14章 精霊の大地
「まあ、修行と言うか、この世界に二種類の、妖精と精霊が共存していると思っていただければ……」
「あ、そう言う世界なんやな」
言ったことを否定され、ちょっとムカついた。
「しかし、残念なことに、妖精は精霊をあまり必要といたしません」
「どういうことなん?」
ドラムは果実の精霊を手にのせた。
「自分たちのためでもあるのです。妖精はあまり便利なことはいたしません。すべて、自分たちの力で農作物を育て、火をおこし、生活をしております。精霊は必要ないのです」
そう言われると、下の世界では、それほど精霊は見かけなかった。
「そうなんや……便利やのになぁ。じゃ、精霊インストラクターのバンタリンさんはどうして精霊を?」
「あなたもなんでもかんでも聞く方ですね」
「いやなんかい!!」
球也はだんだんとドラムに対して、ムカつきを覚えてきた。
ドラムはやや、球也に対して鬱陶しさを覚えてきた。
「私の元に修行に来る方は、精霊に興味を持った方か、もしもの時に精霊を呼び出せる、精霊使いを志す者のみ。まあ、もしもの緊急時がある場合に精霊が必要となりますので、村には必ずと言っていいほど、精霊使いが、最低一人はいます」
「あ、そう言う世界なんやな」
言ったことを否定され、ちょっとムカついた。
「しかし、残念なことに、妖精は精霊をあまり必要といたしません」
「どういうことなん?」
ドラムは果実の精霊を手にのせた。
「自分たちのためでもあるのです。妖精はあまり便利なことはいたしません。すべて、自分たちの力で農作物を育て、火をおこし、生活をしております。精霊は必要ないのです」
そう言われると、下の世界では、それほど精霊は見かけなかった。
「そうなんや……便利やのになぁ。じゃ、精霊インストラクターのバンタリンさんはどうして精霊を?」
「あなたもなんでもかんでも聞く方ですね」
「いやなんかい!!」
球也はだんだんとドラムに対して、ムカつきを覚えてきた。
ドラムはやや、球也に対して鬱陶しさを覚えてきた。
「私の元に修行に来る方は、精霊に興味を持った方か、もしもの時に精霊を呼び出せる、精霊使いを志す者のみ。まあ、もしもの緊急時がある場合に精霊が必要となりますので、村には必ずと言っていいほど、精霊使いが、最低一人はいます」