
修練の鏡と精霊の大地
第3章 冒険の旅へ
建物はすべて、石を積んで出来ているようだ。
沢山の住民が街の中を歩いている。
雰囲気からして、この世界の独特な風貌は、なんとも馴染めなかった。
「あの村でも思ったけど、ここの女性って下着はいてんの?」
妙なことばかり気になる。
周りにはお店らしい建物はいくつかあるが、この街に限って現地の言葉らしき字で看板がかかげてある。
「何屋さんかわからんなぁ。あのタクノアンが言うてたけど、言葉は僕に合わせてんのかな? 喋ると全部日本語やけど……字はやっぱこんなんかな」
球也は何の店かわからないため、適当に片っ端から店に入っていくことにした。
「はい、ようこそ御来店」
小太りの50代くらいの男性が、一人立っていた。
店内には大きな椅子が2つある。
『何の店かなぁ? 武器屋? 道具屋? 宿屋? 教会? 教会だったらセーブできんの? まさかな……』
球也は店内を見ながらそう思った。
「セーブなんて出来んぞ。うちは椅子屋だ」
「さ、さようなら」
忘れていた。心の中読めるんだった……。
しかも椅子屋ってなんだ……。
店を出た球也は、隣の店に入った。
ドアを開けると、プンと血生臭い匂いが鼻につく。
沢山の住民が街の中を歩いている。
雰囲気からして、この世界の独特な風貌は、なんとも馴染めなかった。
「あの村でも思ったけど、ここの女性って下着はいてんの?」
妙なことばかり気になる。
周りにはお店らしい建物はいくつかあるが、この街に限って現地の言葉らしき字で看板がかかげてある。
「何屋さんかわからんなぁ。あのタクノアンが言うてたけど、言葉は僕に合わせてんのかな? 喋ると全部日本語やけど……字はやっぱこんなんかな」
球也は何の店かわからないため、適当に片っ端から店に入っていくことにした。
「はい、ようこそ御来店」
小太りの50代くらいの男性が、一人立っていた。
店内には大きな椅子が2つある。
『何の店かなぁ? 武器屋? 道具屋? 宿屋? 教会? 教会だったらセーブできんの? まさかな……』
球也は店内を見ながらそう思った。
「セーブなんて出来んぞ。うちは椅子屋だ」
「さ、さようなら」
忘れていた。心の中読めるんだった……。
しかも椅子屋ってなんだ……。
店を出た球也は、隣の店に入った。
ドアを開けると、プンと血生臭い匂いが鼻につく。
