修練の鏡と精霊の大地
第19章 移動、そして集結
<いまやから言うけどなぁ、あのタクノアンは、そこにおる犬男三人と同じ、闇の者なんや。悪魔と同じなんや。そんなやつから金をもらうってことは、あんた悪の手伝いをしたってことなんやで>
ソーヤの言う犬男とは、コウヤの目の前で正座しているキツネ人間のことだ。
「そんな……わしの人生はどうなるんじゃ!!」と老人はうずくまって、嘆いた。
<だから、そんな金もらっても、ここにおる人らが任務を遂行してたら、この世界も悪に染まるさかい、すべて崩壊してまう。そうなったら、人生もお金も、ゴミと一緒になるんや>
それを聞いた老人は、なにも言えず、ガックリと肩を落とした。そして、砂に顔をうずめると、声を出さずに泣いた。
「おい!! キュウに純化! えっ!? どうなってんだ?」
コウヤは二人の前に立った。
「あっ!! コウヤさん!! えっ、なにしてはんの?」
球也は笑顔で、コウヤの手を握った。
「それは、こっちが聞きたいよ。て、ことは、すべて終わらせて、あの世界から戻ってきたのか?」
「あ、それなんだけど、ちょっと話が長くなるから、簡単に言うね。実は、ほげほげたらたらピンカラポンカラ、ポンポコピーのポンポコナーでして……」
「なに? あの妖精の世界そのものが闇の者という、神仏に対する裏の存在で、俺達は騙されて神を倒そうとしていたって!? それに、純化もそんな深い事情だったなんて知らなかったな……」
「これ、僕がすごいのか、訳したコウヤさんがすごいのか、どっちなん?」
球也とコウヤはお互いのことを話し始めた。
「そうか……俺が元に戻ってからでも、球也達は大変だったんだな」
コウヤはそう言うと、キツネ人間に目を向けた。
キツネ人間はまだ正座して、事が流れるのを待っていた。
「こいつら真面目か……て、言うか、お前らがその闇の者ってことじゃねえかっ!!」
キツネ人間はニヤリとした。
「そうさ、我々三人は、その精霊が言う闇の者だ。その名も呪神コックリ」
ソーヤの言う犬男とは、コウヤの目の前で正座しているキツネ人間のことだ。
「そんな……わしの人生はどうなるんじゃ!!」と老人はうずくまって、嘆いた。
<だから、そんな金もらっても、ここにおる人らが任務を遂行してたら、この世界も悪に染まるさかい、すべて崩壊してまう。そうなったら、人生もお金も、ゴミと一緒になるんや>
それを聞いた老人は、なにも言えず、ガックリと肩を落とした。そして、砂に顔をうずめると、声を出さずに泣いた。
「おい!! キュウに純化! えっ!? どうなってんだ?」
コウヤは二人の前に立った。
「あっ!! コウヤさん!! えっ、なにしてはんの?」
球也は笑顔で、コウヤの手を握った。
「それは、こっちが聞きたいよ。て、ことは、すべて終わらせて、あの世界から戻ってきたのか?」
「あ、それなんだけど、ちょっと話が長くなるから、簡単に言うね。実は、ほげほげたらたらピンカラポンカラ、ポンポコピーのポンポコナーでして……」
「なに? あの妖精の世界そのものが闇の者という、神仏に対する裏の存在で、俺達は騙されて神を倒そうとしていたって!? それに、純化もそんな深い事情だったなんて知らなかったな……」
「これ、僕がすごいのか、訳したコウヤさんがすごいのか、どっちなん?」
球也とコウヤはお互いのことを話し始めた。
「そうか……俺が元に戻ってからでも、球也達は大変だったんだな」
コウヤはそう言うと、キツネ人間に目を向けた。
キツネ人間はまだ正座して、事が流れるのを待っていた。
「こいつら真面目か……て、言うか、お前らがその闇の者ってことじゃねえかっ!!」
キツネ人間はニヤリとした。
「そうさ、我々三人は、その精霊が言う闇の者だ。その名も呪神コックリ」