修練の鏡と精霊の大地
第19章 移動、そして集結
晴幸があわてて、勇樹の口をふさぐ。どうやら、人に知られてはいけない秘密があるようだ。
勇樹の話では、他にも女性のメンバーがいたようだが、激しい口論の末、仲間割れをしたようだ。
晴幸は鏡に写った勇樹の姿を見て、一言謝りたいからここに来たという。
「とりあえず、これだけ集まりゃいいだろ。あの世界にいた人間のほとんどが来てるんだ」
コウヤは集まった人間、一人一人を見る。だが、戦力というだけでは、物足りなかった。
「じゃ、いままでなにがあったか、闇の者とはなにかを僕とソーヤで説明します」
球也はあの世界で起こったことを、ソーヤと一緒に説明した。
妖精達の正体。自分達が敵と言われて倒そうとしていたのは、本物の神仏だということ。精霊の世界。そして、あの世界そのものが、闇の者という事実が、知らなかった者には衝撃だった。
「そういえば……」と莉子が話し出した。
「純化が、ワラワラの病にかかって病院にいたとき、私はワラワラの粒子で似たような症状にかかったの。気分がすぐれなかったから、外の空気を吸おうと出た時に、村人が人間はのちに邪魔な存在になるから早いめに始末するって、言っていたのを聞いたの。それで、コウヤ達に伝えなきゃと村から一歩出てから、意識がなくなった。あれはやっぱり闇の力によるものだったかも?」
「間違いないな。ま、結局、俺達はやつらに利用されてたってわけだ」
勇樹は腕組みをして言った。
「だけど……」と晴幸が手を上げた。
「神様や仏様の実体は、人間の力で倒せるって言ったけどさぁ……僕ら、簡単に消されましたよ」
それに対して、勇樹が反論する。
「お前達が弱かっただけだ。モンスター退治でも、俺がいなきゃなにも出来なかっただろ」
「まあ……そうだけど……」
「それによ、奈美が一緒にいたとき、あの子が矢でどんどん敵を倒してるのを見て、それを妬んで、お前ら邪険にして扱ってたじゃねえか。やがてはその矢先がかばってたこっちに向けられたしよ。力だけじゃなく、気持ちも弱すぎる。人間そのものがなんの力を持ってないってことだ」
晴幸はなにも言わずに黙りこんでしまった。
勇樹の話では、他にも女性のメンバーがいたようだが、激しい口論の末、仲間割れをしたようだ。
晴幸は鏡に写った勇樹の姿を見て、一言謝りたいからここに来たという。
「とりあえず、これだけ集まりゃいいだろ。あの世界にいた人間のほとんどが来てるんだ」
コウヤは集まった人間、一人一人を見る。だが、戦力というだけでは、物足りなかった。
「じゃ、いままでなにがあったか、闇の者とはなにかを僕とソーヤで説明します」
球也はあの世界で起こったことを、ソーヤと一緒に説明した。
妖精達の正体。自分達が敵と言われて倒そうとしていたのは、本物の神仏だということ。精霊の世界。そして、あの世界そのものが、闇の者という事実が、知らなかった者には衝撃だった。
「そういえば……」と莉子が話し出した。
「純化が、ワラワラの病にかかって病院にいたとき、私はワラワラの粒子で似たような症状にかかったの。気分がすぐれなかったから、外の空気を吸おうと出た時に、村人が人間はのちに邪魔な存在になるから早いめに始末するって、言っていたのを聞いたの。それで、コウヤ達に伝えなきゃと村から一歩出てから、意識がなくなった。あれはやっぱり闇の力によるものだったかも?」
「間違いないな。ま、結局、俺達はやつらに利用されてたってわけだ」
勇樹は腕組みをして言った。
「だけど……」と晴幸が手を上げた。
「神様や仏様の実体は、人間の力で倒せるって言ったけどさぁ……僕ら、簡単に消されましたよ」
それに対して、勇樹が反論する。
「お前達が弱かっただけだ。モンスター退治でも、俺がいなきゃなにも出来なかっただろ」
「まあ……そうだけど……」
「それによ、奈美が一緒にいたとき、あの子が矢でどんどん敵を倒してるのを見て、それを妬んで、お前ら邪険にして扱ってたじゃねえか。やがてはその矢先がかばってたこっちに向けられたしよ。力だけじゃなく、気持ちも弱すぎる。人間そのものがなんの力を持ってないってことだ」
晴幸はなにも言わずに黙りこんでしまった。