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修練の鏡と精霊の大地

第21章 そして……

 純化からも来ていた。


〔キャーッ!! きゅう坊からだぁーっ!! いま、むっちゃ、テンション上げ上げやわ〜。今は、占い師としての仕事が舞い込んできて、喜代ちゃんと生活してます。ちなみに、不思議なことあって、なんと、戸籍に喜代ちゃんの名前が入ってたの。養子として。ビックリだね!! 鏡のおかげだね!! また後でメールするね! ばーい〕


 占い師としての力が伸びず、的中率も曖昧だったため、なんとか努力しようとしたが伸び悩み続け、あの世界に入った。


 同じ境遇のラッキオこと喜代と、生活をおくっている。


「純化ねえちゃん、近いからまた会えるよなぁ」


 残念ながら、勇樹からは連絡はなかった。コウヤの友人覧にも名前がなかった。


 試合が近いから、コウヤとの距離をとっているのだろう。


 届いたメールのメッセージはすべて友人申請だった。


 球也はもちろん申請を了承した。


 数時間後、またメールが入った。


「うわっ!! 勇樹さんだっ!!」


 総合格闘技の勇樹からの友人申請メールだった。


〔久しぶりだな。元気か? 俺は、近々コウヤと試合をする。悪いが、あいつをボコボコにしてやるぜ。よかったら、どんな勝負になるか見にこいよ!! また、試合が終わったら、みんなと飯に行こうな〕


 球也は申請を受けると、すぐにメールを返した。


〔二人の試合、見たいです。出来たらDVDでも出しよ。記念に残したいなぁ。どっちが勝っても負けても、ご飯いきましょ〕



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