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Dioic

第2章 目覚め

予定通り、みんなで牧場にきた。
良平が、馬に乗ろうとしてる。
あれ?
あれ、

これって、朝見たやつ?


「少し走ってくるね!」

「ははは、気をつけろよ」


あれ、朝はあっちに良平がいって馬から落ちてーーー


「りょ、良平まって!!!」

良平は手綱を止めて、10メートルほど離れたところから大声でぼくに答える。


「純なんだよー!!!乗りたいのかー!!!」

「今すぐ馬から降りて!!!」

「えー!!!なんでー!!!!」

父さんが不思議そうにぼくを見る。


「どうした?なにか気になるのか」

「違うあの・・・良平馬から落ちるかもしれないんです」

「ん?乗りこなせてる大丈夫だろう」

「違うんだ、あの「良平!すぐ馬から降りて!!!」

ぼくの代わりに声を出してくれたのは、母さんだった。
母さんがぼくを見て、不安そうな顔をした。

「もしかして、左手の薬指と一緒?」

「・・・うん」

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